「ドローン」と「ラジコンヘリ」は、どんな部分に違いがあるのでしょうか?まとめてみました。
photo by Don McCullough
ドローンとは
ドローンは英語で蜂がブーンと羽ばたく音の意味があって、ラジコン的な意味で解釈すると無人で(人が中に入って操縦せずに)飛ばせる無人航空機のこと。
もともとは軍事目的で開発された飛行機でUAV(無人航空機)とも呼ばれてます。
回転するプロペラは、ヘリコプターのように1〜2枚ではなく、4枚〜あるものが主流で、外見的には複数枚のプロペラがある事が特徴的ですね。
ラジコンヘリとは
ラジコンヘリコプターは、「無線操縦ヘリコプター」とも呼ばれていて、ドローンと同じく無人で操縦されるヘリコプターのこと。
趣味用のラジコンとして遊ぶために使われたり、「農薬散布」や「空撮」等のように産業用として使われたりもしています。
ただ、このあたりの産業用として使われ方はドローンも得意とする分野なので、2つの違いの指標にはなりにくいもの。
photo byDan G
[pc]スポンサードサーチ
ドローンとラジコンヘリの違い
それでは、実際にドローンとラジコンヘリの2つがどのような違いがあるのか?いろいろな意見がありますが、大きく分けると次の「2つの考え方」に集約されています。
1つめ「自立するかどうか」
違いの基準としてよく言われているものが「自立するかどうか」という部分です。
ラジコンヘリは操縦する人の操縦技術によるところが大きく、一般的に「操作が難しい」と呼ばれるもの。
一方でドローンは、「GPS」「電子コンパス」「加速度センサー」等が内蔵されています。
なので「ラジコンヘリより操縦しやすい」という事はもちろん、事前にルートを決めて設定しておけば自動的に飛行することが可能だったり、万が一のトラブルの時に自分でもとの場所に戻ってくる(ワンキーリターン)、というような芸当も可能。
▶関連:自動で戻ってくる「RTH」機能が優秀な おすすめドローン4選
この、自分自身の力で操縦せずに飛べるという点がドローンとラジコンの違いとしてよく言われています。
2つめ「大分類と小分類」
もうひとつの考え方としては、ヘリコプターの分類の中にドローンが存在しているというもの。
先に紹介したように、一般的なヘリコプターは1〜2枚のローター(回転翼)を搭載しますが、ヘリコプターの中でも「マルチコプター」と呼ばれるものは、複数枚(3つ以上)のローターを搭載しています。
このマルチコプターの事を短く呼ぶときに「ドローン」と呼ばれています。
※但し、このドローンの呼び方が適応されるのは日本で販売されているものに多くて、本場の海外では「自立飛行が可能かどうか」を一つの基準にドローンと呼ぶ事が多いようです。
[pc]スポンサードサーチ